高性能住宅とは

断熱性、気密性、耐震性、省エネ性など、快適に暮らすために必要な性能が揃っている住宅のことを指します。断熱材や建材の使用、設計 の工夫、高度な建築技術によって、高い断熱性や気密性を実現しエネルギー使用量を抑えます。

断熱性能には気密性能も密接に関わります。弊社の住宅は断熱等級が6以上、気密性能はC値0.3以下という、まるで魔法瓶のような家です。実績やノウハウに基づいた施工によって隙間を小さくすることで、省エネ効果が期待できます。そして、太陽光発電などによる創エネを併用すれば、さらに光熱費を低減することができ、環境問題の取り組みにもつながります。

また、耐震性や省エネ性も高く、快適で安全な住まいを提供します。

高性能住宅とは

01 断熱性能について

建物の内部(壁・天井・屋根、床、窓)から外部への熱の流出を表す指標として、「Ua値:外皮平均熱貫流率」と「Q値:熱損失係数(換気からの熱の流出含む)」があります。どちらも小さいほど熱が逃げにくく、断熱性が高いことを示します。断熱等級ではUa値で表記されており、Q値の方がより体感的とされています。

弊社では、パッシブ設計も行っているので室内に注ぎ込む日射の割合を表す日射取得率ηACとηAHも計算しています。日射熱取得率が小さいほど遮熱性が高くなります。 一方で日射熱取得率が大きくなると、太陽の熱が室内に注ぎ込まれるため、特に冬場は暖かく過ごせます。夏は庇やシェイド・植木等で日射を遮断します。

  • 断熱性能について
  • 断熱性能について

【断熱等級について】

断熱とは、外の温度を室内に持ち込まないように家の内と外を遮断することです。断熱により、住まう人を夏の暑さや冬の寒さから守ります。また昼夜の気温差に左右されにくくなり、季節を問わず一年中快適な室温を保てます。断熱の性能を表すものを「断熱等級」と呼び、設計段階で数値化することが可能です。

2025年1月1日時点では、1~7等級の7段階が設定されています。弊社で設計する住宅は、断熱等級6以上という高水準を確保しています。

【断熱等級について】

02 断熱材について

弊社が使用している断熱材は、高性能な高質発泡ウレタンフォームです。
その特徴は、湿気を通しにくく壁の内部結露を抑えることができるため、住まいの耐久性能の向上に効果的な点にあります。また、水を吸わないので水害にも強いです。瑕疵保証では保証しきれない、断熱材内部の結露による劣化に関して35年間保証します。

断熱材について

03 気密性能について

気密性能は、建物の隙間から外気が入り込むことを防ぐための指標であり、断熱性能と同様に、住宅の省エネルギー性能を示す指標の一つです。
窓のサッシや外部とつながる構造部材の接合部・配管・配線の隙間など、家には多くの隙間があります。そういった隙間を減らして気密性能を高めると、断熱効果が上がります。さらに、高性能フィルターを用いれば花粉やPM2.5などのアレルギー物質も遮断可能。完成した住宅を見学されたアレルギーをお持ちのお客様から、「この家なら快適に過ごせそう」とのお声をいただいたこともございます。

また、副次的な効果として防音性能も高くなります。それにより室内の機器、たとえばエアコンや冷蔵庫などの音が気になるようになったという方もおられます。対策として、吸音材などにより軽減できますのでご安心ください。
なお、気密性能は床面積に対する隙間の大きさ:C値で表し、小さいほど気密性が高いといえます。C値は設計時ではなく完成した物件で測定するものであり、建築技術が問われる性能です。弊社の大工が施工する住宅のC値は、高気密住宅の水準1.0を大きく下回り、0.3以下を実現しています。

気密性能について
気密性能について
全棟気密測定を実施しております。

04 耐震等級について

耐震等級は2000年に法律で定められた基準で、構造躯体の地震に対する強さを表します。等級1は、建築基準法では命を守る基準とされており、震度6~7の地震が一度発生した場合でも倒壊しないものの、建て替えや大規模な改修が必要となります。等級3は、等級1の1.5倍の強さの地震にも耐えられる強度です。弊社の建物は等級3で、さらに制震を標準とし、震度6~7の地震が複数回起きても倒壊せず、安全に住み続けられます。

構造計算方法においても、精度の高い応力度計算を採用し、高度な計算をしているので家族の命だけでなく財産も守る基準です。

【耐震性能の等級とは】

【耐震性能の等級とは】

日本の在来工法にモノコックを採用

在来工法の軸組みに、壁・床・天井が一体化した箱型を構成するモノコック構造を採用しています。
大きな外力にも変形しにくく、地震や台風などの外力が接合部などに集中しにくいのが特徴です。
外力が建物全体に分散するので、ひずみや狂いに強さを発揮します。

日本の在来工法にモノコックを採用

モノコック構造は航空機用に開発された構造(外皮が強度部材を兼ねる構造物)を指します。

HEAT20について

家族の健康維持と快適性向上に貢献

HEAT20とはその地域ごとに求められる断熱性能を定めてランクで評価したものです。このHEAT20は、国が定めたZEHよりも高い基準です。
元々はG1とG2の2段階でしたが、2019年にG3が追加されました。表の数値は熱貫流率(熱の伝わりやすさ)を示しており、小さいほど断熱性能が高いといえます。断熱等級の5に該当するのがZEH、6はG2、最高ランクの7はG3です。
弊社の住宅は断熱等級6以上を標準としています。

HEAT20について

ZEHとは

ZEHを超える断熱性能と柔軟な設計で未来の暮らしを提案

ZEHとは“Net Zero Energy House”の略で、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロ以下とすることを目指した住宅を指します。具体的には、住宅の高断熱化や高効率設備の導入により省エネルギー化を進めるとともに、太陽光発電等でエネルギーを創造することで消費エネルギーのゼロ以下を目指す住宅のことです。経済産業省で定めたエネルギー対策の一つで、全国的に採用されています。ZEHが基準とする断熱性能は5等級であり、後から作られたHEAT20よりも緩やかです。

弊社の住宅は、ご希望に合わせて後から太陽光発電設備を載せられるように設計しています。新築をご依頼いただいたお客様のうち、約9割が新築時、または後日太陽光発電設備を載せておられます。HEAT20に準拠した太陽光発電を採用すれば、おのずとZEHの基準を満たすことになります。

ZEHとは

ZEH普及目標と実績(2025年度)

ZEH Bulider ★★★★★★
ZEHの周知・普及に向けた具体策
  • 自社のZEH仕様住宅にお住まいのお施主様に年間を通しての光熱費や快適性に関してヒアリングを行い、その結果をホームページ、内覧会、セミナー等を通して新規のお客様にアピールすることでZEHのメリット(光熱費削減快適性・健康性の向上)を訴求する。
ZEHのコストダウンに向けた具体策
  • 住宅を高気密・高断熱化するとともに、住宅自体をシンプルな形にすることで省エネ性能が高まり、創エネにかかるコストを削減できるということを説明する。
  • 初期コストを抑えて(太陽光実質0円)ZEHをお得に建てたい方向けに「建て得バリュー」を提案する。
  • パッシブ設計を行い、より省エネ化を進める。
BELS工務店とは
  • 自社で建設する物件においてBELS表示を取得した経験がある。
  • 2025年までに自社で建設する全物件にBELSを表示することを掲げる。
  • 毎年度、自社物件のBELSの表示割合について報告する。
  • 国土交通省等が行うBELS普及の取り組みに協力する。
2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 2025年度
ZEH普及実績 ZEH普及目標
新築工事 100% 100% 100% 100% 100% 100%
既存戸建改修 0% 0% 0% 100% 100% 100%
BELS表示割合実績 BELS目標
33% 20% 60% 75% - 100%